2013年5月29日水曜日

サラウンドヘッドホン (3) DR-GA500のプロセッサボックス

DP-GA500ですが中身はどうなってるのでしょう。
分解してみました。
外観はこんな感じ。比較的小さいです。
裏面。ゴム足が貼ってあるのでこれを剥がすとビスが4本あります。
手前に支点に後ろを持ち上げるようにして上蓋を開けます。
基板が出てきました。
中央下のシールドボックスは半田を外さないと取り外せないので今回はパス。
中にDSPチップが入ってるはずなので後日分解してみます。
上の7.1chのアナログ入力付近に並んでいるのはPCM1808です。
ステレオA/Dコンバータで7.1(8)ch分をまずここでPCMに変換しているようです。(4つ)
右の方のはC-MediaのUSBコントローラ。普通の2chUSBオーディオチップのようです。
(ピンぼけで型番が見えません。申し訳ない)
金属部囲われた部分の右側。なじみの無い型番のICが並んでいます。
左上のICはLC89052TAでデジタルオーディオレシーバです。
パターン追いかけていませんがUSBコントローラのSPDIFをI2Sに変換でしょうか。
中央のICはF0513と書かれていますがおそらくマイコンでしょう。LC89052TAのマイコン制御ラインに繋がっています。
DSPが隠れている部分へ何本か配線伸びているのでDSPの制御もこのマイコンがやってるのかもしれません。
ヘッドホン回路と電源周辺
マイクはスルーといいながらなんか回路があります。バイアス掛けてるだけかな?
DSPからのデジタル信号はDAC(WM8728S)で受けて2chアナログに変換後、ボリューム通してヘッドホンアンプに入っています。
ヘッドホンアンプのチップはAAX UARと書かれた16ピンのICですが詳細は不明です。
電源入力は5.2Vです。チョークコイルの後に電源ICがあります。

全体としては7.1ch入力をA/DでI2S変換、もしくはUSBからの2chをI2S変換されたものがDSPに入り、しかるべき処理後にステレオDACでアナログに戻してHPA経由で出力のようです。
PCからみれば、PCのサウンドカードでD/Aされて本機でA/DされてまたD/Aというステップになるので音質劣化は免れません。その割に結構いい音してます。
音質アップを図るのであれば7.1ch入力を全部デジタル入力にして直接DSPに入れてやればD/Aが一回になるのでいいかもしれません。ただ問題は7.1chでマルチステレオデジタル出力できるサウンドボードが現状見当たりません。
本機が5.1chのドルビーデジタル入力出来れば言う事なかったのですが・・・
サウンドボードを改造すれば出来なくも無いですが、そこまでする価値があるかどうか悩みどころです。

というわけでお手軽なら本機のA/D部分のアナログ回路の見直し、D/A部分の見直しあたりかなと思います。
DACの入力をパラで横取りしてSPDIF出力付ければ、お気に入りのDACとHPAに繋げられるので面白そうです。

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