2013年5月29日水曜日

LV-1.0 (5) 組立と使用感

というわけで個々の基板改造が出来たので一気に組み立ててしまいます。
配線材もキットに全て付属していますが、説明書に書いてある通りケーブルアセンブリしていかないといけないのが結構手間が掛かります。
(流石にコネクタのピン圧着はキットの時点でしてありますがw)
音声信号と対になるGNDをツイストしておきます。これがまた結構あってメンドイ・・・
なんだかんだで一日作業です。

途中経過だけどこんな感じで組み上げていきます。意外とケーブル短くて丁寧に整線出来ません。
端子配線は半田むき出しの加工が無いように熱収縮チューブなどで保護しておきます。

ちなみにLV-1.0で使っている基板間コネクタですが電源以外は日圧のPHシリーズを使っています。
PHは一度コネクタを差し込むとかなり強くロックが掛かるので、抜き差しを何度もするかもしれない場合はあらかじめハウジング側のロック爪を削っておくのもいいかと思います。
(ロック掛からなくても十分固定出来ます)

一通り組み上がったらテスターでチェックして通電です。
リモコンの電源ボタンを押すとOLEDの画面が点灯し、各基板のLEDが点灯します。
(分かってても初回電源投入で問題無く動くと思わずニンマリしてしまいますw)
スピーカに耳を近づけてもノイズは全く聞こえません。優秀です。
ちなみにスピーカはMonitorAudioのRadius90です。小型でとてもいい解像度のスピーカです。
ヘッドホンはインピーダンスの低い感度のいいヘッドホンを繋ぐと少しサーっというホワイトノイズが聞こえます。(CK-100PROだと聞こえる)これはちょっと残念です。ディスクリートということで期待していたのですが…

PCから音楽をいくつかスピーカ再生してみます。解像度のいいリッチな音がします。
小さな音や響きのいい余韻もしっかり聞こえ、気持ちよく聞いてられる音質です。

少しノイズのあるヘッドホン出力ですが、ノイズを無視すれば素晴らしい音です。
低音はハリがあり高音はキレイに響きます。普段使っているオペアンプ+バッファのお手製HPAより明らかにいい音です。
惜しむべきはノイズです。これは後々なんとか出来ないか対策してみたいところです。
ピアノソロなんかだとどうしてもノイズが気になります。これさえ無ければ・・・

PCからの再生ですがLV-1.0は標準でUSB AUDIO Class 1.0対応です。なので96kHz/24bitが最大の対応になります。
試しにPC側の出力を96kHz/24bitとするとOLEDに96kHzが表示され正常に再生されます。
USB基板のFX2マイコンのFWを更新すればUSB AUDIO Class 2.0も対応出来ますが、Windowsでは標準サポートされていないので専用ドライバがないと動作しません。残念ですがLV-1.0ではドライバは提供されていないのでClass2.0を使いたい場合はLinuxかMacを使う必要があります。

とりあえず192kHzも動くか確認したいので同軸デジタル入力を試してみます。
手持ちの機材が借用したUDT-1しかないので繋いでみますが音が出ません。
サンプリングレートを切り替えるとOLEDの表示は切り替わります。全く動いてない訳ではなさそう。
うーん、何故でしょう。OLEDの表示はSPDIFにもなっているし、周波数も切り替わってるので音が出ても良さそうなのですが・・・
デジタル入力が使えないといろいろ繋ぎたかったものが繋がらないので困ります。
追々調べてみようと思います。

総じて完成後の感想は
・落ち着いたデザインで長く使えそう
・音はいい。ただヘッドホンのノイズだけは気になる
・同軸デジタル入力が動いてない?
といった感じでしょうか。

これからいじり回しが楽しみです。

0 件のコメント:

コメントを投稿

コメント頂けると嬉しいです~