LV-1.0にはSMBM基板のシステムマイコン(LPC1343)のFWとUSBIM基板のFXマイコン(USBマイコン)のFWがあります。
(これとは別にFPGAの回路プログラムもありますが今は割愛します)
LV-1.0はマルツパーツから購入できますが、初期インストールされているFWはトラ技オリジナルFWは入っていません。マルツFWがインストールされています。
FXマイコンはトラ技FWのみですが、システムマイコンはマルツ製とトラ技製の二種類あります。
トラ技のLV-1.0のFWページ
マルツパーツのLV-1.0のFWページ
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ちなみに上記トラ技のFWページですが「PCコントロール・ソフトウェア」の
ダウンロードリンク先が間違っています。
FPGA書き込み機能限定版
http://toragi.cqpub.co.jp/Portals/0/download/2012/lv1/soft/LV10_20120110.zip
画面設定機能付き版
http://toragi.cqpub.co.jp/Portals/0/download/2012/lv1/soft/LV-1.0_20120130.zip
が正しいようです。
※本情報はマルツパーツ様にお教え頂きました
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トラ技FWは現在(2013/5)もソースコードが公開されていません。
マルツFWはソースコードが一式公開されており開発環境を構築すればユーザが自由に改変出来るようになってます。
動作的にはトラ技FWの方がOLEDの表示などがリッチです。マルツFWはシンプルな表示です。
細かい部分では動作が違いますが、機能操作はどちらも同じ事が出来ます。
システムマイコン(LPC1343)の開発環境の作り方はこんな感じです。
1.LPCXpressoのインストール
LPCXpressoのインストールと登録はトラ技のHPで紹介されています。
2.LPCXpressoを起動してImport ProjectでマルツFWを登録します。
3.LV-1.0の他にCMSISv1p30_LPC13xxが必要なので
\lpcxpresso\Examples\NXP\LPC1000\LPC13xx\CMSISv1p30_LPC13xx.zip
もProjectに追加します。
4.Full Buildしてみてエラーが無ければOKです。
Buildが正常に出来ればDebugフォルダにLV-1.0.binが出来るはずです。
ソースいじる環境ができました。
システムマイコンのFW更新は、SMBM基板のジャンパーを差し替えてUSBを繋ぐとUSBメモリとしてPCからアクセス出来るようになります。(システムマイコンはUSBバスパワーで動作可)
中にFirmware.binがあるので削除してから上記環境で出来たLV-1.0.binをコピーします。USBを外しジャンパーを戻して電源を投入すると自動でFWが書き換わります。便利です。
興味のある方は是非環境整えてマイコンFW改変にチャレンジしてみて下さい。
C言語が少し分かれば誰でも簡単にいじり回せますよ!
それにしてもトラ技のLV-1.0ページは放置が酷すぎませんか・・・?
ソースコードはいつまでたっても公開されないし、上記リンクすら直そうとしません。
そもそもトラ技のHPは連絡用のメールアドレスすら無いので指摘も出来ないんですよね。
わざわざ手紙とか書いてやってられませんし。困ったもんです。
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